戦地精神地獄絵図
その後の保坂さん

 えっと、
 そうそう。例の眼鏡娘ね。
 名前は「保坂 美由紀」。金沢に住む、勉強できる系学級委員系な娘であります。風巻の苦手なタイプの 眼鏡娘。
 なんて、
 2には書いてありましたけど、結局いちばんええのはこの娘であったりします。ん〜、客観的に観たら 理解できなさそうですが、風巻の主観がそう呼びかけておるのです。コイツだ、コイツしかいねえッ!って。 某弾丸系スタンドのように。
 ホル・ホースとグイード・ミスタでは、後者のほうが明らかに有利そうな気がするんですけど。
 で。
 じつは風巻、さっき夕食にカップラーメンを食べました。例によって、湯を注いでからの3分間。
 ぼーっとしてんのもナンなので、BGMがわりにサターンを立ち上げ、例の「♪パッパラパッパラ……」を 聴くことにしてみることにしました。間違えて。
 このゲームのOPです。せつなさの扉開けるヤツ。
 いや、たぶんたまに観たくなると思うんですよ、このOP。こわいし。
 雨に打たれる保坂さんは、眼が虚ろでちょっとアレです。こわいです。
 ついでにEDも観たくなったので、セーブデータを開くことにしました。最終日の一日前、名古屋の夜で あります。
 前回(3)に、バッドエンディングとそうでないのについて書きましたが、どうやら風巻、いま一歩この ゲーム(というか恋愛シミュレーションゲーム)を甘く見ていたっぽいです。
 同じセーブデータで再開、なにげなく夜の名古屋から「特急列車」で帰宅してみました(前回は「快速列車」 とかで帰ってた)。  快速よか、だてに早くありません。普段は朝帰りだったところを、夜の11時には帰ることができました。
 このゲーム、自宅に帰ると留守電だの手紙だのが届いておる場合があります。当然、北海道から長崎までの 12人からの連絡であるわけであります。
 しかし、これらの連絡は、あまり夜遅く……早朝とかに帰ったりすると、受け取ることができません。
で、一週間バイトに明け暮れた後、それらの連絡のことは忘れ去られてしまうのであります。
 主人公、よほどバイトが厳しいのでしょう。毎週金曜の夜になるまで、自分宛ての連絡は一切無視です。
 もはや、留守電入れてる意味ないし。
 バイト終わって電話入れるだけの余裕もありません。どんな皿を洗っているのでしょう。
 えっと。
 そう、特急で帰りました。夜のうちに。
 すると、手紙が一通とどいておりました。
 これ、つまり、「快速に乗って、帰宅が早朝」だったりすると、「ロストする手紙」ということになるのです。
 手紙くらい読めよ、マジで。
 差出人は、保坂美由紀でありました。いつもどおり、「来てくれ」というものでありました。
 けど、もうどこにも行けません。最終日の夜24時です。今から金沢行くのは不可能。
 てワケで、それ読んで寝ました。そのまま卒業式、そんでエンディングです。
 せっかくなので、「最後の選択」は美由紀のところへ行くことにします。このまま、主人公が「保坂のこと が好きだったんだ〜!」と熱を振りまき、美由紀も「わ、わたしも……」といっておしまい。
 だと思ってたのですが、
 セリフが違うようです。
「来てくれたの……ありがとう」
 みたいなカンジ。普通なら、「大事な話って、何?」とか云われるところです。なんか、自分から呼び出した パターンではなくなってるっぽいです。
 保坂さんから呼び出しうける形になっておりました。
 ここで、保坂さんから告白を受ける形になります。まず、事の発端となった無記名手紙。あれを書いたのは 自分である、と。ほうほう。
 最初の、差出人不明手紙。あれ、普通のエンディングだと、結局誰が書いたのかわからんようになっておるの ですね。いや、まさかそのままエンディングまでフォローがないのはひどすぎる、とは思っておったのですが。
 次に、「ずっと好きだった」といわれるわけであります。
 これで、ほんとのよいエンディングだそうです。なるほど。
 今日、カップラーメン食わなければ、ほんとのエンディングを一つも観ることなくソフト返してたんでしょ ね。いや、よかったよかった。
 他の11人のEDもみなきゃ、
 とか、とても思えませんけどね。疲れるし。時間ないし。あってもやらんだろけど。

 まだ書くことあると思うので、いちお続く。たぶん。

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